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家族の回復の証⑤

  • 執筆者の写真: アイラブジーザスチャーチ
    アイラブジーザスチャーチ
  • 2024年6月3日
  • 読了時間: 8分



五十嵐家家族回復奮闘記第5回


弟の結婚式で確認できた我が家の回復の喜びを

ゴールデンウィークに

おばさんのところまで届けることができました


本日は聖書のことばを

二つ引用しながら

我が家の痛みと苦しみとそれを乗り越えられた

希望について少し書いてみたいと思います


"だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。

一方を憎んで他方を愛したり、

一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。

あなたがたは、神にも仕え、

また富にも

仕えるということはできません。"

マタイの福音書 6章24節


弟の結婚式を経て

かつて和歌山県南部町の仕事の休憩の合間に

聖書を読んでいて体験したことです


今後、自分の夢や目標が実現できなくても

いま家族のために働けていることを

感謝できるようになり

心の底から生まれてよかった

今日まで生かされてよかったと

温泉を掘り当てたかのように

止めどなく溢れる感動が

湧き出たような経験をしたのですが


今回もまた

新たな温泉の水脈を見つけたかのような

自分の心に毎日溢れあがる喜びがあるので

5月7日のゴールデンウィークの最終日に

前回書いた父の姉

おばさんのところに

感謝と感動を伝えたくて訪問してきました


今年で80歳になるおばさんは

欲しくても欲しくても

願っても願っても子供ができませんでした


特に娘を欲しがっていたことを覚えていたので

我が家の三女と四女を連れて

安否確認にご自宅まで訪問してきました


というのもこれまでは

いとこたちがおばさんのところに

頻繁に訪問できていたのですが

それぞれに年を重ね

いとこも旦那さんや自分の親の介護で

身動きがとりにくくなっていたことを

昨年久々に安否確認で訪問した際に

お聞きしていたので


お子さんもいない

実のお父さんも会ったことのない

また頼りにしていたお母さん(祖母)も

14年前に亡くなり

唯一の支えであった旦那さんも数年前に

病気で亡くなり

まさに独居状態で

生活していることを知りましたから

5月6日におばさんに1年ぶりにLINEをして

弟の結婚式を終えた報告をした際に

体調が悪いけど

なんとか自営業のお店もやってるよと

返信をくださっていました


翌日の7日の朝に安否確認でLINEをするも

返信が早いのにいくつものメッセージに

返信が無いので

我が家も娘の突然死を経験しましたので

あの日以降

全ての人に

目覚めるはずが

まさかがあることを

想定していますので


おばさんに顔だけ見に行きますとLINEをして

娘の二人を車に乗せて

車の中でおばさんと連絡がつかないから

到着したら救急車を呼ぶことになったら

ごめんねと娘たちに協力と理解を求めながら

おばさんの家まで向かいました


途中で二度電話するも出ない

父に連絡して

おばさんへ携帯から連絡してもらうも出ない

倒れていたとしたらまだ間に合う可能性はあるか

元気でいてもらいたいと祈りながら

車を走らせました


そして、到着まであと30分のところで

再び電話をかけてくれた父と繋がり

おばさんとコンタクトが取れて

我が家は無事に目的地へ到着できました


犬派のおばさんは

病気になった旦那さんが猫派で

弱った体と心の支えとして猫を飼いたいとなり

猫を買って飼うようになり

旦那さんが亡くなられた今も

大切に飼っています


おばさんの家に到着して

私の娘達はその隠れた猫を探すところから

始まりました


甥っ子の子達が駆けつけてくれたので

おばさんはアイスを用意してくれていて

アイスを堪能した後は

子供たちを遊ばせるために

近くの公園に移動しました


そして、おばさんとの思い出作りの

もう1ページを作ろうと

海浜公園に併設されていたレストランで

おばさんと初めて行った東京のお店で

初めて食べたかき揚げ蕎麦がおいしくて

あれから私がかき揚げ蕎麦を好きになって

いまでも東京に仕事でいくと

ついつい立ち食い蕎麦屋を探しては

かき揚げそばを食べたくなることを話しました


ラーメンフリークで知られた私も

かつてさせていただいたラジオ番組のワンコーナーで

人生最期に食べたいものは?とやりとりした際に

DJの相棒がかき揚げ蕎麦だと答えた私に

「ラーメンじゃないのか」と突っ込んでくれたほど

実はヌードル全般が大好きでも

やはり人生最期の一食は

かき揚げそばだなと思っていましたから


おばさんには

「小学校五年の時に初めて行った東京で

おばさんにご馳走していただいたのが

かき揚げそばだったから

今日はあえて

レストランでかき揚げそばを食べますね」と

思い出話に花が咲きながら

子供たちと一緒におばさんとの時間を楽しみました


かつてビジネスで成功していたおばさんは

親戚が集まると一番みんなにもてなしてくれていた

そんな記憶も鮮明でした


いまや80歳

おじさんが健在の時は会社もされていましたが

その後も自営業でこれまで親戚を沢山助けて来てくれた

おばさんでしたので

孝行できるのはやはり生きているうちですから


せめてもの感謝で

おばさんにこのランチは私に出させていただきました


チキン南蛮定食を選んでくれて

80歳でこのメニューを食べられるなら

まだまだ胃腸は丈夫

頭も冴えていて

歩くことも

運転も問題ないと

健康状態の確認となりました


これまで人の悩みばかり聞かされて

親戚が困れば助けてきたおばさん


私たちはクリスチャンホームとなって

父と母と両方の親族には助けを

求めてきたことがなかっただけに


おばさんは

やっと四人の子育てをして年を重ねた甥っ子に

話をしても良いと思ってくれたのか

自分の知り合いや

兄弟にも言ったことのない

私の愚痴を聞いてくれてありがとうと

いままでは人にお金を出すばかりの人生で

思い出と共に

お昼ご飯をご馳走させていただいて

何か嬉しかったのか

おばさんとの語り合いは5時間に及びました


さて

私の父は神の愛を知り

クリスチャンとなり

遺産相続問題の痛みを負ったからこそ

相続拒否をして生きてきましたが

もう一つこの聖書のことばを

シェアします


"それから、イエスは弟子たちに言われた。

「だれでもわたしについて来たいと思うなら、

自分を捨て、自分の十字架を負い、

そしてわたしについて来なさい。

いのちを救おうと思う者はそれを失い、

わたしのためにいのちを失う者は、

それを見いだすのです。

人は、たとい全世界を手に入れても、

まことのいのちを損じたら、

何の得がありましょう。

そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。

人の子は父の栄光を帯びて、御使いたちとともに、やがて来ようとしているのです。

その時には、おのおのその行いに応じて報いをします。"

マタイの福音書 16章24~27節


今回、我が家、五十嵐家の痛みと苦しみを通して

私はこの二つの聖書のことばで

支えられてきました


今回、おばさんは

いつも親戚たちがお金に困ると

おばさんのところに

お小遣いをもらいにきていたことも

吐露されていましたので


私に

もしも私(おば)が死んでも生命保険の受け取りは

これまで私を助けてくれた姪っ子にしてあるから

ごめんねと言うのですが


そんなこと求めないから大丈夫だよと伝えて

さらに楽しい時間が過ぎていきました


私の母もクリスチャンになり

早々に

やがてもらえる遺産の相続拒否をしていたので

最期の最期まで息を引き取るまで

親の介護が

財産目当てではないことを証できたように

母の生き様にならって

おばさんのためにお手伝いできることを

求めていけたらと思います


さて、イスラエルパレスチナ問題の

根っこが腹違いの子供達の相続に対しての

理解と解釈の違いによるこじれだと

前々回の記事で書きましたが

一昨年に静岡県は牧之原市を訪問した際に

相続財産の使い道のコンサルをされている方の

親御さんと会うことができました


なぜそのような働きをしているかというと

日本では毎年亡くなる方の財産が

おおよそ50兆円に及び

そのうちの半分は相続先が亡くて

国に吸い上げられるだけだという現実を知らされた方がいて

その行き場のない財産が生まれる理由について

家族や親族には財産あげたくないという状況が

多くあることを知りました


家族が仲良く助け合えないで

国の資産になり

もともと誰かが汗水流して築き上げた財産を

国民の知らないところで

使われているとしたらそれは

非常に残念だと気付かされました


もしも仲良くするなら財産は分け合えますが

しかし、家族、親族がもめていたり

また、複雑な婚姻関係でそれを継がせられないことも

ある現実も知らされてきました


だからこそ

聖書の

富よりも優先されるべき大切なものを

財産よりも価値があると教える真の命


神の愛と

平和と

まことの命を

求めていく中で

私たちは隣人とこれまでと違う選択肢を

選び取ることができれば

とても幸せだと思える日々です


いま、中国との事業で

李徳全さんのお孫さんと

お仕事させていただいていますが

中華人民共和国の建国の母と呼ばれ

初代厚生大臣になられたこの李徳全さんは

クリスチャンとして最後まで歩まれて

全ての財産を国に寄付をしました


また、その娘さんの馮理達さんは

その親の生き様に習われて

同じように全ての財産を寄付されて

死ぬ時の銀行の残高が1700円

息子が母の誕生日を祝いたいと

連れて行かれた先で求めたものは

息子が母のために用意した予算全てで

中国のご自身の家族以外の子供たちにあげる

文房具を誕生日プレゼントとして買ってもらい

それを捧げたことを最近知りました


戦争孤児や

貧困で苦しむ子供達を支えた先人達の背中を見て

また、クリスチャンとなり

財産よりも親族との平和の関係を求めた

両親に習って

私もまだまだ至らぬ自分と向き合いながら

なんとか

微力ながらも

この与えられた人生を捧げて

廃炉に向かう福島の復興と

戦後処理が残る東アジアの平和の関係構築と

いまだ終戦宣言ができていない

北朝鮮の拉致問題解決と

イスラエルとパレスチナの和平と

日本のこれから起こりうる

東京直下型地震や南海トラフなどの

大災害に備えて

人の命の大切さと

また未来を担う子供達のために

できることを探しながら

また歩んでいきたいものです


次回は

震災後に経験できた

命の価値について書いてみたいと思います




 
 
 

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